GUIDE|費用・期間

工場IoT導入の費用・期間・進め方

公開日:2026年7月20日|最終更新:2026年7月20日|執筆・監修:三上 典秀(代表取締役・FA現場経験28年以上)

工場IoTの費用は、設備側の条件でほぼ決まります。PLCがEthernetに対応していれば工事が少なく、非対応なら電気工事分が加わります。だからこそ当社は一律の定価ではなく、「何が金額を決めるのか」の要因をすべて公開した上で、1設備からのスモールスタートを標準にしています。最初のステップの現地調査は2日間・15万円+出張経費(本工事ご発注時は導入費用から差し引き)、標準的な1設備の設置は1日程度です。※15万円は導入費用ではなく現地調査・レポート作成の費用です。設備への実装費用は、構成に応じて現地調査後に個別にお見積りします。

費用を決める6つの要因

① 現地調査

設備構成・信号状況を現地で確認し、実現できることをレポートにまとめてお見積りをご提示します。本工事をご発注いただいた場合、現地調査費用は導入費用から差し引きます。

② PLCがEthernet対応か

費用を最も左右する要因です。対応していればエッジコンピュータの追加だけで済み、電気工事は不要です。非対応の場合は端子台からの並列配線工事が加わります。

③ 取得する信号の数と種類

取得点数が増えるほど配線・設定の工数が増えます。「まず何を見たいか」を絞ることが、費用を抑える最大のポイントです。

④ 通信環境

工場内に有線LANを引けるか、Wi-Fiか、LTE回線(配線工事不要)かで構成が変わります。既設のネットワークを使える場合は費用を抑えられます。

⑤ データの保存先

お客様が既にお持ちのクラウド・Google Workspace環境を使うか、新規に構築するか、工場内サーバーで完結させるかで費用が変わります。

⑥ 導入後の保守・活用支援

導入して終わりか、月々の保守・データ活用支援まで含めるかを選べます。保守はVPN経由のリモート対応が標準です。

現地調査は内容も価格も公開しています

最初のステップである現地調査は、標準パッケージとして 2日間・150,000円+出張経費(税別) です。

1日目

現地調査・打ち合わせ

どのようなデータが、どの設備から取得できるかを現地で確認します。その後、会議室で「取得したデータで何ができるか」を打ち合わせます。

2日目

レポート作成・ご提出

データを持ち帰り、実現できることをレポートにまとめてご提出します。内容によっては、導入のお見積りも同時にご提出します。

  • 本工事をご発注いただいた場合、現地調査費用は導入費用から差し引きます
  • ご要望に応じて、生成AIでダッシュボードのデモ画面を作成してご提出することもできます

期間の目安

設置工事

標準的な1設備なら、設置・配線・動作確認まで1日程度で完了します。電気工事を伴う場合は、休日などの設備停止日に合わせて実施します。

ご相談から運用開始まで

ウェブミーティング → 現地調査 → お見積り → 施工 → 運用開始の流れで進みます。設備停止日との調整が全体期間を決める主な要素です。

拡張のペース

エッジ端末を1台ずつ積み上げる方式のため、効果を確認しながら自社のペースで広げられます。実際にエッジ端末約30台まで、段階導入で広がった工場があります。

導入までの流れ

01

ご相談・お見積り

  • ウェブミーティングで課題と取得したいデータを確認
  • 設備の写真・マニュアルをご共有いただく
  • 現地調査のお見積りをご提示 → ご発注
02

現地調査・ご提案

  • 設備構成・信号状況を現地で確認
  • 実現できることをレポートにまとめ、導入のお見積りをご提示
  • 本工事ご発注の場合、現地調査費用は導入費用から差し引き
03

設置工事

  • 標準的な1設備なら、設置・配線・動作確認まで1日程度で完了
  • 電気工事・接続作業は、休日などの設備停止日に実施
04

運用・AI活用

  • データを安全に取得・蓄積し、可視化・分析
  • 定期ウェブミーティングでデータ活用を継続アドバイス

費用を抑える4つの考え方

1設備からのスモールスタート

最初から工場全体を対象にせず、効果が見えやすい1設備から始めることで、初期費用と判断リスクを最小化します。

オープンソース基盤でライセンス費ゼロ

InfluxDB・Grafana・Node-REDなどのオープンソースを基盤に使うため、BIツールのような継続ライセンス費用がかかりません。

生成AIによる開発自動化

可視化画面・分析ロジック・レポートのコードは生成AIが構築するため、開発工数が従来の数分の一で済みます。低コスト・短納期の最大の理由です。

盤内スペースの活用

制御盤に空きがあれば、後付けボックスを作らずDINレールで盤内に直接設置し、筐体コストを抑えます。

よくある質問

相談や見積りは無料ですか?

初回のご相談・概算のご提案は無料です。お問い合わせフォームからご連絡ください。現地調査は有償ですが、本工事をご発注いただいた場合は調査費用を導入費用から差し引きます。

なぜ金額を一律に出せないのですか?

同じ「稼働データを取りたい」でも、PLCがEthernet対応なら工事不要、非対応なら電気工事が必要というように、設備側の条件で構成が大きく変わるためです。その代わり、何が金額を決めるのかという要因はすべて公開しています。設備の写真があれば、概算の見当は初回のご相談でお伝えできます。

月額の保守契約は必須ですか?

必須ではありません。導入のみのご依頼も可能です。ただし運用の中で「この項目も見たい」という要望は必ず出るため、リモートで機能追加できる保守・活用支援契約をご用意しています。

補助金の申請支援はしてもらえますか?

補助金申請の代行・書類作成は行っていません。IoT関連の補助金は地域・時期が限定されることが多く、確実にご案内できないためです。お客様側で申請を進める場合(申請支援の専門業者や商工団体と組まれる場合)には、見積書や技術資料の提供などで協力いたします。

設備の写真だけで、概算の見当をお伝えできます。

初回のご相談・概算のご提案は無料です。まずは課題と設備の状況をお聞かせください。

セキュリティ方針

すべてのプロジェクトでNDA(秘密保持契約)を締結し、機密情報を厳格に管理します。取得したデータはお客様の資産であり、目的外利用は一切行いません。